NoMaDoS

一級建築士事務所

15 JUN 2020

「地球への非暴力・不服従」を目指す人工タンパク質建築

【背景】

”地球への非暴力・不服従”をテーマとした、人工タンパク質で作る建築というコンテンツをプロデュースし、LEXUS DESIGN AWARDでショートリストに選出されました。

建築におけるサステナビリティというテーマでのサービスブランドを立ち上げていくための戦略として、同テーマに特化した作品でのアワード実績獲得を企画。

人工たんぱく質素材という切り口から、社会状況・市場トレンド・技術トレンドを踏まえたコンセプトやデザイン、ストーリーをトータルで作り上げました。

「抵抗するのではなく、受け流す建築」という発想から、災害や外的な圧力に対してレジリエンス性を持った建築というアイデアを構想。

さらに、素材自体のサステナビリティという点からタンパク質素材に注目し、葉緑体を埋め込むことで年における空気清浄機能を持った集合住宅という企画にまとめあげました。

約2000組の応募からショートリストに選出され、初アワード挑戦にも関わらず戦略に則った結果につなげることができました。

発想の元ネタとなったのは、NoMaDoSのオリジナルコンテンツである新世界建築(リンク)で考案した、「風に祈りをささげる谷」というアイデア。

NoMaDoSでは、クリエイティビティの研鑽としてオリジナルの企画開発を行い、それを活用した実績作りにも取り組んでいます。

【こだわりポイント】

  • 建築におけるサステナビリティに対する「概念の転換」からチャレンジ

  • 人工タンパク素材を用いた建築アイデア

  • 2つのサーキュラーから生まれるエコシステムの考案

【プロジェクトメンバー】

企画・プロデュース・コンセプトデザイン:NoMaDoS / 田中滉大

建築デザイン設計:NoMaDoS / 伊勢崎勇人・永田敦・吉川直哉

設備ロジック設計:NoMaDoS / 高橋良輔